VERY BEST OF ORQUESTA DE LA LUZ~25TH ANNIVERSARY COLLECTION
デラルス25年の集大成!ボーナストラックSOY UNA ROSAを含む、まさにベリーベストアルバム。
発売日 : 2010年8月25日
販売元 : SONY MUSIC ENTERTAINMENT
CD番号 : MHCL-20097~8(2枚組)
定価 :¥3,500(税抜)
各曲に対するメンバーコメント
DISC 1 "CITY SIDE"
LA LUZ TE TRAIGO
ゆっくりとしたモザンビーケで「 PARA QUE GOCEN RUMBEROS 」のイントロ。(NORA)
PARA QUE GOCEN RUMBEROS
この曲は、私が尊敬する偉大なサルセーロ(サルサを演奏する人)に捧げた曲でこれまでの私のサルサライフの集大成を歌った曲でもあります。
この中で謳われているアーティストのセリア・クルーズやエル・グラン・コンボなどは実際に共演させていただいたこともあり、レコーディングの時には彼らの姿を思い出しながら心を込めて歌いました。
この曲はまだ海外では発売されていないのですが、どこから音を手に入れたハワイのサルサバンドがこの曲をカバーしているそう。今後は是非ラティーノたちに聴いてほしい!そんな曲です。(NORA)
ゴージャスなラテン!をイメージしたアレンジをしてみました。Ffなトロンボーンがバリバリにめくれてます。アッキーのコンボもバカバカ言っています!最後に一瞬ルンバが聞こえるのがラテンリズムのルーツへのオマージュです。(相川等)
SALSA NO TIENE FRONTERA
初のワールドツアーで感じたこと、「サルサに国境はない」というストレートなメッセージを元に、当時アメリカで大ブームだったRAPをスパイスに効かせ仕上がったオリジナル。日本ではこの曲でデラルスを知ったという人も多い代表曲。作詞&作曲はNORA。(NORA)
UN PUESTO VACANTE
アルバムRON VIEJOを制作するにあたり、初心に戻って純粋にやりたい曲をカバーしようということになり選んだのが、サルサ界の巨匠、EDDIE PALMIERIのこの曲。オリジナルに敬意を払いつつ、新しくデラルス風に生まれ変わっています。コロ(コーラス)との掛け合い部分の歌はレコーディング中、火を噴く位燃えて歌いました。(NORA)
AMAME
現在でもライブで度々演奏されているミディアムテンポの踊りやすいナンバー。作曲は塩谷哲、作詞はNORA。(NORA)
SALSA CALIENTE DEL JAPON (REVIVAL)
1990年にリリースされ、ビルボードのラテンチャートで11週1位をキープしたアルバムのファーストシングル。デラルスのメッセージソングで一番の代表曲を18年ぶりにセルフカバー。GENTAのティンバレスソロなどを加え、よりファンキーに仕上がった。(NORA)
SAVING ALL MY LOVE FOR YOU
この曲の良さは皆さん十分承知していると思うので、あらためて語る程ではありません。とってもどうでも良い話ですが、個人的に、この曲のボンゴとカウベルの音の感じが好き!なかなか自分の気に入るような音にならないんでね・・・・ほら、どうでも良いでしょ。(鈴木ヨシロー)
サルサにすることで曲の新しい魅力が出てくるもっともよい例だと思ってます。もとが三連譜系のロック・バラード?だし、サルサでやる面白みがかなりあると思いアレンジしてみました。かなりグッときますね!2回目にサビに戻るところなんか、何度ライブでやってもゾクッとします。(相川等)
SOMOS DIFERENTES
サードアルバムのタイトル曲。原曲は「私たちは違う」と歌う切ないスローなラブソングでしたが、プロデューサー、セルジオ・ジョージのアレンジで曲の中盤から明るいソンに変わり、コーラスの歌詞も「私たち日本人とラティーノは違うから批判されるけど、愛を持って歌ってるんだから批判なんか気にしないで前へ進むんだ」という内容に変え、メッセージソングになっています。(NORA)
LA PUERTA
デラルスらしさも意識しつつ、自分なりのこれからのデラルスのイメージを持って書きました。改めて聴くと今とはまたちょっと違う視点が面白い。それまでと違う新しい雰囲気が出てるんじゃないかな。(相川等)
永遠に
後半コーラスに行く前のピアノだけになる所のも一つ前の盛り上がったメロディ部分(ややこしいなーぼくらはCメロと言います)のアレンジが気に入っています。(相川等)
AMOR DE SECRETO
サードアルバムの1曲目に収録された「赤いシリーズ」(ステージで赤い照明が似合いそうな曲)の第一弾。「秘密の愛」という妖しい歌詞の内容だが曲とアレンジはかなり情熱的。 作詞&作曲NORA。アレンジは塩谷哲。(NORA)
CARNAVAL
アシッド・ジャズ・ブーム時にフロアを沸かせたキラー・チューンをKJMの沖野兄弟をプロデューサーに迎えて、気迫で録音した一曲!ライブ感溢れるテイクは、ラテン音楽に目覚めた頃の初心を思い出させてくれる懐かしい香りもします。(GENTA)
SOY ESA MUJER
美しいストリングスの音色から始まり、熱いサルサになっていくドラマティックな展開を魅せるアレンジ、「私は心に傷を持つ女」と歌う切ない歌詞でこの曲の人気は高い。「赤いシリーズ」第2弾としてリクエストも多い。(NORA)
CORAZON PARTIDO
この曲は、何と言ってもレコーディングエンジニアである橋本さんのミックスが冴えまくっている曲です。音処理にも注目して聴いてもらうと、もっと、奥深いものが感じ取れるでしょう。(鈴木ヨシロー)
UPSIDE DOWN
NORAが「これやりたい」と持ってきたダイアナ・ロスの80sのディスコヒットですが、とてもシンプルな曲だったので、どういう風にサルサにするかが課題に。結局我慢できずに後半でついつい盛り上げちゃったので、元曲のクールな感じとはひと味違ったホットでバイラブレ(踊れる)なナンバーになりました。ラテンならこうでなきゃ。(相川等)
DISC 2 "BEACH SIDE"
真夏に咲いた花
日本語のサルサでは最高傑作!と自画自賛。ライブではサビの振り付けも盛り上がる定番となっている曲。
ブラスセクションのテンションの高さにも注目!サルサを知らない人にも分かり易いビギナー向けでもあり、シャープなグルーヴはマニア受けでもある、現在のオルケスタ・デ・ラ・ルスの代表曲。(GENTA)ベネズエラやコロンビアあたり(単なるイメージ)のちょっとロックの入った「ラテン」バンド(注「サルサ」ではない)がやりそうなブラス・フレーズにしてみました。コンパクトだし、日本語なんだけどラテンの要素がギュギューっと詰まったノリノリな曲。(相川等)ERECHA O IZQUIERDA
アレンジの作業中、ふとした偶然からコロ+コロを生み出すことが出来ました。よくありそうで他には無いアレンジを見抜けた人はスゴイ!(鈴木ヨシロー)
僕がデラルスに参加してレコーディングして初めてCDになった曲です。テンポはミディアムなんですが後半に向けてどんどんテンションが上がって吹いてる僕はかなりテンション上がって吹いてます!聞いてくれた皆さんは絶対にこの曲を聞いたら腰がウズくはずです。(前田大輔)
ラテン音楽への造詣が深まるほどに、それ以外の音楽との垣根がなくなってきています。そんな今日の想いがベースに込められているかな~なんて思います。(渋谷和利)ARCO IRIS
歌詞をイメージしたときにすぐ「虹」を思い浮かべ、ちょうどその頃、ハワイに一週間ぐらい行く予定になっていたのでハワイで虹を見たインスピレーションで書いてやろう!と意気揚々だったのですが滞在中に虹は出ず、あきらめかけていた頭に浮かんだのは宮古島で見た虹。
ハワイでは見られなかったけど、宮古島の幻想的な風景は覚えているぞ!という気持ちで筆を走らせた、オイラにとっては難産であり、なおカワイイ曲。(GENTA)SALSA CON SABOR
コーセーのCMタイアップソングとして起用されたオリジナル曲。キューバのソンゴのリズムとサルサが上手く融合しているノリノリのナンバー。作詞&作曲NORA。(NORA)
CUERO SONO
コンガソロをフィーチャリングし、サルサとプエルトリコの伝統リズム「BOMBA」をベーシックにアレンジされた、現在でもライブでリクエストの多いナンバー。作詞&作曲はNORA。(NORA)
島唄
お馴染み、宮沢和史さんのオリジナルをデラルスで手がけました。オキナワとサルサをかけてスパイシーでハッピー!!!(NORA)
OYE OYE OYE
個人的には、デラルスで第二弾の自作曲。ベースライン先行で曲を膨らませていった曲です(どうでも良い事ですが、実はベース・フリークなんですよ。ベビーベースも買ってしまったオバカさんです)。
ちなみに、コーラス(叫び?)のレコーディングはノリと勢いと気持ちの高揚を重視し、正真正銘1発録りの修正無しなので、少々音痴なのはご愛敬という事で・・・(近頃は、機械で簡単に音痴を修正してしまう世の中ですが・・・)。(鈴木ヨシロー)
アルコイリスからの一曲。なぜか熱いロック魂を感じさせる、ブーガルーナンバー。
Ahiーnama!!(宮本仁)
最後のコーラスを録っているスタジオ・ブースの明かりもディスコと化し、点滅していました!(本当)(相川等)フシギナチカラ
以前のデラルスではない「新生デラルス」としての第一歩の曲。この曲でデラルスでの初のブラスアレンジを担当しましたが、今までのデラルスらしさも意識しつつ、自分なりのこれからのデラルスのイメージを持って書きました。(相川等)
マルガリータ
某ラテンクラブで妄想的な一目惚れをし、その娘をモチーフに勝手な想像力でラテンクラブに通う女性心理を描いた作品。エロスです。(GENTA)
SABOR
曲もアレンジもメンバーは手がけていないが、まるでデラルスのオリジナルのようなノリノリのサルサ。現在でも演奏されることが多いメンバーもお気に入りのナンバー。(NORA)
EL RON VIEJO
キューバのオールドスタイルにブーガルーチックなシェイクのリズムと、ありふれたパーツを組み合わせてますが、仕上げに現代風なスピリッツを効かせたカクテルです。古い曲調の部分が部屋の片隅にあった「古いラム酒」とイメージがぴったりだったのでこの曲名にしました。途中の幻想的な部分はラム酒の瓶の中に飛び込んだつもりで聴いてください。(相川等)
VOLARE
お馴染みジプシーキングスがカバーしたラテンスタンダードです。誰でも一度は聴いたことがあるこの曲。デラルスのカリエンテなニューバージョンでビールが更に美味い!!!(NORA)
CONTIGO EN LA DISTANCIA
1952年Cesar Portillo de la Luz作曲のボレロ(バラード)。過去に40人以上の歌手によってカバーされているラテンスタンダードです。ストリングスを交え、緊張の1発録りでレコーディングしました。デラルスの歴史に残るいいテイクになったとメンバーは感じています。(NORA)
恋に死ね ~MAMBO DE LA LUZ~
サントリーCMのタイアップソング。海外でも特にダンサーに人気が高く、現在でもこの曲で踊るダンサーが多い。作曲は佐々木史郎。(NORA)
DESCARGA DE LA LUZ
海外で人気の高いジャムセッション用のオリジナル曲。今は亡きティンバレスの巨匠ティト・プエンテのとゲンタのソロをフィーチャーした熱いナンバー。(NORA)
SOY UNA ROSA(BONUS TRACK)
松任谷由実さん作曲、NORAスペイン語詞の新曲。日本人に親しみのある切ないメロディーのオリジナル曲がほしくて、ユーミンさんに楽曲提供をお願いしました。癖になって頭から離れないメロディーに気合いの入った相川アレンジが生きています。今後デラルスの定番ナンバーとなっていくでしょう。(NORA)
ユーミンさん書き下ろしのこの曲は、メロディーがすでに熱い「ラテン」の魂を持っていたので、自然に流れるままアレンジを進めたらこんな熱々な曲になりました。曲の命でもある冒頭部分も「これしかない!」って感じに。これも曲の持つパワーの成せる技ですね。ユーミンさんとラテンはとっても近かった!この曲で踊っちゃおう!(相川等)